ビタミンDはカルシウムやリンの吸収と運搬を助ける役割などをしています。ビタミンDの約80%は、日光中の紫外線により皮膚で合成されます。
骨の形成に影響するこのビタミンは、特に乳幼児の骨の発育に関係していますが、母乳はビタミンDが不足しがちなため、乳幼児は適度な日光浴が必要といわれます。
※ご参考までに、薄曇りの日でも、紫外線は晴天時の70%程あるので、十分に日光浴ができます!
妊娠中や授乳中、閉経後の女性は不足しやすい状態なので注意が必要です。
一日あたりの食事摂取基準(50歳~64歳の男女)
男女ともに8.5μg
ビタミンD(VD)を多く含む食品
鮭、まぐろ、かつお、いわし、干し椎茸など
効能
血中カルシウム濃度を調節する重要な役割
カルシウムの吸収促進
骨の成長促進
免疫機能を調整
【欠乏症】ビタミンD(VD)が不足すると・・・・・
低カルシウム血症、成人の特に妊婦や授乳婦では骨軟化症、
くる病(骨の発育がおかされ、足の骨が曲がったり頭蓋骨が変形したりする乳幼児に多い病気)
※ 虫歯の原因は? ※
ビタミンDが不足すると、歯の表面のエナメル質がきちんとできなかったりして、虫歯になりやすくなります。
【過剰症】ビタミンD(VD)をとりすぎると・・・・・
一般的な食生活では心配ない。
極端に、1日の所要量の10倍以上を摂取すると、骨からカルシウムを分離させ、逆に骨をもろくしてしまうほか、腎臓障害、尿毒症などを引き起こします。また、血液中のカルシウム濃度を上げ、内臓や血管壁へのカルシウムの沈着を招くといわれます。
- 一日の栄養摂取量の目標値は、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準 2020年版」より
- 年齢・性別によって目標値が決められております。弊社では抜粋して、お問い合わせが多い「50歳~64歳の男女の場合」で掲載しています。
- 詳しくは、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」ページをご参照ください。
必須ミネラル16種
[マクロ元素]
[微量元素]
ビタミン13種+新ビタミン1種
■:脂溶性 とりすぎると過剰症になるものあり
●:水溶性 とりすぎても体外に排出されるので過剰症の心配はない
[ビタミンB群]