人体に必要なミネラルの一種で、リンやカルシウムとともに骨を形成するほか、体内のさまざまな代謝を助ける機能を持つ。
人体に必要なミネラルの一種です。成人では、体内に約20g~30gが存在し、その約6割はリン酸マグネシウムや炭酸水素マグネシウムとして骨や歯に含まれ、残りは筋肉や脳・神経に存在しています。300種類以上の酵素を活性化する働きがあり、筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温・血圧の調整にも役立っています。
マグネシウムが不足すると骨の形成に影響が出るほか、不整脈や虚血性心疾患、高血圧、筋肉のけいれんを引き起こします。また神経過敏や抑うつ感などが生じることもあります。
健康な人の場合、余分なマグネシウムは腎臓で排出されますが、腎臓に疾患があると血液中のマグネシウム濃度が高くなることがあります。通常の食事では摂り過ぎることはありませんが、それ以外にサプリメントや薬でマグネシウムを摂り過ぎると下痢を起こすことがあります。
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトe-ヘルスネット マグネシウムより
マグネシウムはカルシウムとのバランスが大事で、マグネシウム:カルシウム=1:2が好ましいとされます。
一日あたりの食事摂取基準(50歳~64歳の男女)
男性370mg・女性290mg
マグネシウム(Mg)を多く含む食品
落花生・ひじき・こんぶなど
効能
骨や歯を丈夫にする
心臓などの循環器系の健康を守る
精神を安定させる
筋肉痛の緩和など
【欠乏症】マグネシウム(Mg)が不足すると・・・・・
骨の形成に影響、不整脈や虚血性心疾患、高血圧、筋肉のけいれん、神経過敏、抑うつ感など
【過剰症】マグネシウム(Mg)をとりすぎると・・・・・
多くとっても排出されるため、通常の食事では摂り過ぎることはないが、腎機能が低下すると排出がうまくいかなくなるので注意が必要。
サプリメントや薬でマグネシウムを摂り過ぎると下痢を起こすことがある。
- 一日の栄養摂取量の目標値は、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準 2020年版」より
- 年齢・性別によって目標値が決められております。弊社では抜粋して、お問い合わせが多い「50歳~64歳の男女の場合」で掲載しています。
- 詳しくは、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」ページをご参照ください。
必須ミネラル16種
[マクロ元素]
[微量元素]
ビタミン13種+新ビタミン1種
■:脂溶性 とりすぎると過剰症になるものあり
●:水溶性 とりすぎても体外に排出されるので過剰症の心配はない
[ビタミンB群]