人体に必要なミネラルの一種で、浸透圧の調整などの働きをする。主に食塩の形で摂取される。
人体に必要なミネラルの一種で、主に食塩(塩化ナトリウム)の形で摂取されています。
成人の体内では、ほとんどが細胞の外の体液(細胞外液)に含まれています。細胞外液の浸透圧を調節して、細胞外液量を保つなどの役割を持っています。
通常、健康な人では欠乏することはありません。摂りすぎるとむくみや口の渇きのほか、高血圧・胃がん・食道がんのリスクを高めることが報告されています。近年における日本人の成人1人1日当たりの摂取量は、食塩相当量として男性11g程度、女性9g程度であり、以前に比べ減少しています。しかし、世界的にみると、なお、高いレベルにあります。本来必要な1日当たりの摂取量は多くても2g程度ですが、塩味の好みは習慣的なもので個人差も大きく、つい摂りすぎてしまいがちです。カリウムを多く含む野菜や果物を一緒に摂ることで、ナトリウムの排泄を促進することができます。
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、摂取量の減少を目指すものと位置づけられており、目標量(食塩相当量として)は、成人1人1日当たり男性7.5g未満、女性では6.5g未満と設定されています。なお、高血圧及び慢性腎臓病(CKD)の重症化予防のための食塩相当量の量は、男女とも6.0g/日未満とされています。
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトe-ヘルスネットより
ナトリウムの働きは、カルシウムをはじめとするミネラルやタンパク質を、血液に溶けやすくするなどです。
普通の食事をしていれば不足することはまずありません。
むしろ「とりすぎの恐れ」があり、とくに「高血圧の原因」とされるので注意が必要です。
一日あたりの食事摂取基準(50歳~64歳の男女)
食塩相当量
男性:7.5g未満・女性6.5g未満
ナトリウムを多く含む食品
食塩
効能
ミネラルやタンパク質を血液に溶けやすくする
筋肉、神経が正常に機能するよう助ける
【欠乏症】ナトリウムが不足すると・・・・・
通常、健康な人では欠乏することはない
【過剰症】ナトリウムをとりすぎると・・・・・
むくみ、口の渇き、高血圧・胃がん・食道がんのリスクを高めるなど
- 一日の栄養摂取量の目標値は、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準 2020年版」より
- 年齢・性別によって目標値が決められております。弊社では抜粋して、お問い合わせが多い「50歳~64歳の男女の場合」で掲載しています。
- 詳しくは、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」ページをご参照ください。
必須ミネラル16種
[マクロ元素]
[微量元素]
ビタミン13種+新ビタミン1種
■:脂溶性 とりすぎると過剰症になるものあり
●:水溶性 とりすぎても体外に排出されるので過剰症の心配はない
[ビタミンB群]