~薬膳の知恵~ 湿度が高い「梅雨」の時期、食事の面でどのようなことに注意をしたらよいでしょう?

梅雨消化機能に負担がかかりやすい時期です。

消化機能全般を東洋医学では〈(ひ)〉と呼び、湿度が高い時期は影響を受けやすいと言われています。

蒸し暑く、体に熱がこもると臓器が疲れやすいからです。

消化機能〈脾(ひ)〉の低下からお腹の張り、胃もたれ、身体の重だるさ、下痢など体の不調につながることも。

漢方の老舗として、調子が悪いな…と感じたら、まずは食生活の改善をはかり、体が軽くなってきたら運動を足すなど、自力でナチュラルに改善する努力から始めてほしいと、強く思っています。

とくに湿度が高いこの時期は、体の巡りをよくして、熱の排出を手助けをしてくれる食材を、毎日の食事に取り入れてみることをおすすめします!

■辛味で発汗を促し、湿を体外に出す■

しょうが、ネギ、三つ葉、パクチー、大葉、ミョウガなど

■苦味のある食材は、体内の余分な湿を調整する■

セロリ、緑茶、きゅうり、しじみ、はまぐりなど

■利尿作用で、湿の排泄を促す■

とうもろこし、はと麦、冬瓜など

の働きを助ける■

米、かぼちゃ、長芋、キャベツ、カリフラワー、干し椎茸、鶏肉、鰻、鯖など

メニューに迷ったとき、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

少しでも快適な梅雨を過ごせますように。

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